今週末に迫った大阪インターのコンペに向けて、皆様方も大いに練習レッスンに励んでいる事と思います。
私達も大阪インター参戦を考えていたのですが、諸事情により参戦を回避し、月末の香川のコンペに標準を合わせております。
「Syuコーチャー・Kaeコーチャー」より、次年度に向けてのルーティン変更のディスカッションに入っており、今年度のコンペは若干の試験的な意味合いの強い戦い方になって行くと思われます。
長年(と言っても2年くらいだが)踊って来たルーティンを変更するのは、大袈裟じゃなくて『清水の舞台から飛び降りる』ほどの決意とスクラップアンドビルドの精神が必要不可欠であり、生半可に行きにくいから変更、ルーティン好みじゃないから変更、見映えしないから変更・・・・と繰り返していますと確実に崩壊一途を辿る事は自明の理。
私達もA級になるまでは、このルーティン変更パラドックス❗️にハマり一回戦落ちを繰り返していた黒歴史がございます。(今もパツってますが何か?)
前置きが長くなりましたが、今回のテーマは「スローの距離伸びてますか?」
このクエスチョンマークありきの題名は、かの有名な【ふぞろいの林檎たち】の昔の映像をYouTubeで見ているので真似しています(笑)
スローいいですわな。優雅で洗練されていて、ソフィスティケートされつつもスノッブな感性もあり、お洒落で、友好的で、けどアグレッシブさも併せ持つ。
ワルツがキングオブモダンならば、裏のセンスオブモダンはスローフォックス以外に考えられません。
このスローの厄介さは、リズムとフットワークの妙に集約されると考えられがちですが、私個人はスローの真髄って「超戦闘的ダンス」って思ってる訳なんです。
棒の様に受け取って欲しくないのですが、戦闘的な要素を含有しているが故の優雅さやスノッブさの根底は私は距離にあると推測しています。
【距離?】
またこの馬鹿が訳のわからん事言っとるぞなもし。と早合点しないで下さいね。距離とは移動距離の事だけではなく、パートナーとの位置関係、床とボディの距離、空間の支配の距離etc....
ここからが本題!
身体を右サイド、左サイドと使い分けて踊るフィガーが多いスローフォックスですが、この両サイドの関係性を!
【ポジティブサイドとネガティブサイドに分ける!】
どちらかがポジティブの時は片方はネガティブになる。ポジティブは積極的、ネガティブは消極的という意味合いですが、ネガティブサイドだからと言って手を抜くという意味ではありませんので(・´з`・)どちらのサイドも積極的に動くのだが、ポジティブよりもセーブした積極さ!
さてさて、そこで皆様難解魑魅魍魎のスローのフェザーステップですが、男性プレパレーションからの左足予備歩からの右足前進。右腕を上部にウィーンと伸ばして行く時に右サイドもグィーンと伸びて行く訳ですが、逆の左サイドは後ろに引き込むという動作が発生します。
この引き込みが曲者で、左足接地で左腕が上部にウィーンと伸びて行く時は、右側を引き込んで踊って行く。出て行く方がポジティブで引き込む方がネガティブと捉えた方がほぼ100%と思われますが(笑)
『逆です!wwwww』
引き込んだ方をポジティブサイドの意識、出した方をネガティブサイド(といっても推進していく力は働いているので、ポジティブより少し抑えたエネルギー)と意識すると、あら不思議!
引き込む方のサイドを積極的にしたほうが、丁寧になるし距離が出る感じしませんか?
両サイドのバランスが取れている感じは引き込む方のサイドエネルギーを積極的に使う事です。
この秘技を実践するようになってから、フェザーステップやスリーステップの距離とムーブメントが1.3倍増しくらいになったのは、言うまでもありません!
Comments