月末からGWに入ると考えると、なんと一年は早いのでしょう!と驚愕してしまいますが、4月30日の【財団香川】競技会に向け、練習・Lesson・躍り込みに精進しているところですが、題目にある通り《ブックダンサー!》の事について。
ダンス始めて数年の初心者の頃・・・・
先生「ブックダンサーになってはダメ」
私「なんですか?ブックダンサーって」
先生「読んでそのまま。教科書読んだだけで賢くなった気になること(笑)」
私「ああっ(;^ω^)」
先生「ブック知識は参考に。practice!反復練習!練習は嘘つきません」
この時に先生が言っていた「ブックダンサー」の意味が最近本当にわかって来ました。
巷にあふれるダンスの教本、ダンスビューなどの雑誌、ボールルームテクニック、今ならばYouTubeに代表される映像系動画etc…見れば見るほど、
「うまくなんねーーーーーーーよっ!」ってことです。
私も経験があるのですが、レッスンで教えてもらった技術やコツを、さも自身が編み出し考えたかのように他人に教える『通称!教え魔』多いですよねぇー( 一一)
それもパーティーダンサーや下位級の競技選手に多い印象。上位級の競技選手はパーツを限定して言っても変わらないし上手くならない事を身を持って体感しているので、絶対に中途半端なレクチャーはしないです。(これが上から目線と勘違いされる)
にわか知識は百害あって一利なしの典型例ですが、本人は善意で言っているので、これまた始末が悪い。やんわりと距離を取り、寄ってこないでオーラ全開で練習するのですが、競技会などで「ネックゆがんでるよ」とか言わずもがなの事をおっしゃる(笑)
ここ数年は、こういった教え魔的おじさん、おばさんが激減し、平和なダンスライフを送らせて頂いておりますが、先日現コーチャーに質問してみました。
私 「最近は、YouTubeのレッスン動画や海外のダンスが簡単に見れる時代です が、先生の時代と比較してどう変遷しているのでしょうか?」
コーチャー「良い質問ですね~(*^▽^*)」
私 「(満更でもない気持ちw)」
コーチャー「今は良い時代!いつでもどこでも最高の踊りが見れる環境」
「プロもレッスン動画をバンバンupしていますね」
「それをアマチュアが見て真似る。踊る。上手くなる?」
私 「無理っすね・・・・」
コーチャー「なぜ無理だと思う?」
私 「うーーーーーーーん( 一一)」
オリンピックの体操の鉄棒や床を演技している内村航平を真似しようと思う?
WBC大活躍の大谷翔平みたいに160㌔の球投げて、ホームラン打てる?
アイスダンスで羽生結弦のように4回転ジャンプ出来る?
テニスで大坂なおみに勝てる?
出せば切りがないのですが、幼少時からそのスポーツに特化して英才教育的な練習と環境があり、その中から選ばれたエリート中のエリートがオリンピックや世界的なプレーヤーになると。
一方、ダンスに関しては、全日本学生競技ダンス連盟(学連)が有名ですが、学連に入るまで競技ダンスに触れてなかった学生が9割超えると聞きます。18歳から始めるスポーツ?って他に何がある?
話が脱線してしまいましたが、コーチャー曰く「競技ダンスは海外のチャンピオンや、競技会で見るプロフェッショナルの踊りを見て、感動と感嘆と共に、自分も出来るかも!踊れるかも!やってみたい!と思える唯一無二のスポーツなのです」
ぬぉおおおおおおおおおおぉおおおおお!
なるほどですね(-。-)y-゜゜゜
YouTubeの動画がここまで蔓延するのは、別にアクロバティックなサーカス並みの妙技をしているわけでなく、同じ身体で同じ関節で可動域の中で踊ってる。自分にも出来るかもと思ってしまうわけですわな。
最後に!
YouTubeの利用で自己の課題や知識としてのレクチャーには非常に重要であるが、踊るコツや空気感、実際に踊る中で出てくる多くの課題や違和感には無力である。ある意味、逆効果の危険性も孕んでいる!
結論!
『芸事を極めるのは、ゼニがかかりまっせ!』
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