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財団兵庫大会結果!(パツリストの呟き Vol.2)

更新日:2023年5月23日



まるで映画の「Shall we ダンス?」の役所広司のように、1,2,3,1,2,3と口ずさみながらのナチュラルターン!心臓の鼓動が聞こえるぐらいの緊張感があったのでしょう。視線とかロアーとかスゥエイとか、細かい事は一切考えられずランニングスピンからのバックラン~カーブドフェザーと自己のルーティンを何とか踊り、中央斜めにPPで戻った瞬間です(; ・`д・´)



他の競技選手の姿が見えない(◎_◎;)見えないのではなく見えていないのです。地に足がついていないとはこの事を言うのでしょう!絨毯の上で踊ってるような、雲の上に乗っているようなフワフワとした感覚がありました。





「うわぁぁぁっぁぁぁぁぁ~なんじゃこれはっ!」




太陽にほえろの殉職シーンの松田優作ばりに、心でつぶやき次のメインの長辺ルーティンに踊り始めた時に、やっと他の選手の動きや空気を感じ始めました。自分たちの踊りがどうとか考える余裕は全くナッシングで、本当の意味での必死のパッチで踊り続けていたと思います。




第二コーナーでの大技に来たところで、目の前に2組のペアが、このままでは接触するべ((+_+))と、ウェイトしたのか方向修正したのか今となっては覚えていないのですが、忽然と2組のペアは踊り抜け、私達だけがブッタくそなピクチャーで失笑を買っている状況(笑)





これね、あとから考えたのですが、B級の頃までは、自分のルーティンをどこまで接触せずに滑らずにタイミング外さずにと考えながら踊っていたのですが、A級になるとそんなレベルは皆が出来て当たり前で、自分達のルーティン、アマルガメーションをどこまで俯瞰(ふかん…広い視野で全体を把握すること)鳥瞰(ちょうかん…鳥が空から見おろすように、高い所から広い範囲を見おろすこと)が出来るか?




要するに、A級になると3Dの意識で踊らないと話にならないって事です。だから他の選手の踊りをコントロールなんかは出来ないわけだから、どのようなフロアーの状態でも刻一刻と変化するフロアーの状態でも、如何に自分たちのパフォーマンスを発揮できるか?に尽きると感じました。



これだけ解っただけで、大儲けの気分です( ..)φメモメモ  ですが、試合は続きます。




タンゴ、スローでも接触ポイントあったのですが、かわす?いなす?スピード落とす?何とも形容しがたいスマートな避け方をA級選手は実践しています。これは外から見ていただけでは判らないテクニックだと思いますが、A級のフロアはぶつからない理由がよく理解できました。




まぁこんな事は、出来て当たり前田のクラッカーレベルで、私ども新参者が感嘆している間に、他のペアはサクサクと自分たちのアマルガを熟していきます。この時点で勝負ありです。



【ホールドを張って、ぶつかっても強引に行く、競技はある意味戦闘だ!】




このようなチャイルデッシュな考えは、結局は自分達を苦しめ修復不可能な踊りに終始してしまうのだと痛感しました。




【競技は表面上は他のペアと戦っているのだが、本質は自分との闘いである!】




私の感じた感覚ですが、初のA級戦で、自分達を誇張したり威嚇したり自慢したりするペア(あくまでも比喩です)は全くの皆無で、拍子抜けするほど皆さんフレンドリーで、他の選手の良い踊りには素直に拍手声援送ってるし、低レベルな言い合いしているペアも全くいませんでした。



良いプレイや選手には敵味方関係なく称賛を送るという、WBCの大リーグの観客のような成熟した大人の集まり?!みたいな感じでしょうか。



スローフォックスとクイックステップでは、また違った気付きが有りましたが、これからも試合は続いて行きます。その中で捉え方や感じ方も変化して行くと思われます。その変化を楽しみながら今年の競技会を闘ってみます。次回の試合は4月末の香川です。一ヶ月調整とブラッシュアップを実践して更なる飛躍と遂げたいと思っております。




                                   






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