シニアスタンダードの表彰式が終わり初戦のシニア戦を闘い終えた心境は?若干の悔いの残る感じも無きにしも非ずでしたが、更衣会場に戻って冷たいウーロン茶で喉を潤している時に、私の背中をトントンと叩く方が(〃ノω•͈)チラッ
Kさん 『Mくん!お疲れ(=゚ω゚)ノ』
私 『ヌォォォォォォ(*`⊙0⊙´*)オォ~Kさん!』
Kさん 『がんばってるね!シニア戦見てたよ』
Kさんは、数年前に競技を引退された財団元A級ファイナリストダンサーで、私の新人時代によくワンポイントの秘伝を伝授してくれた大先輩で、とても可愛がってくれた方。神戸在住で、都ホテル尼崎でcompetition!あると耳にし、観戦に来られたそうです。当時からとても理詰めでcompetitionを考えておられ、紙に全ルーティンを鳥瞰した図を描いており、フィガー名もカウントもアライメントの角度までビッシリと書かれていたのを見せて頂いた時には、ビックリして声も出せないほど感動したことを覚えています。
私 『いやいやお恥ずかしい限りで。。。』
Kさん 『MくんもA級選手になったんだね(笑)』
私 『はぁ~なんとかかんとかですけど( ^ω^)・・・』
Kさん 『あのE級でくすぶっていたMくんがA級とはね((´∀`))ケラケラ』
私 『今日は満足感なく自爆した感じです』
Kさん 『ふむ。狭かったよねフロアw』
私 『むちゃくちゃ狭かったっすね』
Kさん 『みんなボヤいてたけど、条件はみんな一緒!』
私 『そうですね(´・ω・`)』
Kさん 『プロのスタンダード観た?』
私 『はいっ。まったくぶつからないしフロアクラフト上手すぎデス』
Kさん 『なぜだと思う?』
私 『技術、キャリア、経験値、センスetc.』
Kさん 『おもんない回答すんなよw』
私 『wwwww◟(๑˃̶੪˂̶๑)◞テヘッ♪』
Kさん 『あの秘密はね・・・・MW(ムウ)理論なんだよ』
私 『MW理論?なんすかそれ?』
Kさん 『教えて欲しいか?』
私 『あたぼうずでしょwここまで聞いて帰れませんよ(笑)』
Kさん 『はい!一万円wwwwww』(手を出すKさん)
Kさん 『ジョークだよ若造よ(笑)Mくんホテルのパーティー行った事ある?』
私 『はい。数回ですけど』
Kさん 『ここの都ホテル尼崎より狭いホテルいっぱいあるよね』
『プロはそんな狭い会場でも多くのデモラー踊らせてる』
『そこでMW理論なんだよ!』
私 『手塚治虫の漫画で、MW(ムウ)ってありましたけど関係あります?』
Kさん 『ないよwバカか?おまえ(((*≧艸≦)ププッ』
『今日のフロアのように短辺が短い会場の場合、ある意味LOD無視!』
私 『無視っていうか、逆行になりませんか?』
Kさん 『これだからトーシロー(素人)は手間がかかるよ˚‧º·(˚ ˃̣̣̥⌓˂̣̣̥ )‧º·˚』
『ずっとLOD無視したら逆行になるが、一瞬だよ!数秒!』
『こちらの短辺はM!あちらの短辺はW!これでおわかりか?』
私 『・・・・・・・・・無言』
私 『+。:.゚おぉ(*゚O゚ *)ぉぉ゚.:。+゚わかりました!Kさんっ!』
Kさん 『うむ( ゚д゚)ウム のみこみが良いぞ』
要するに今回の会場の様に短辺が狭い場合、五月山バージョンのルーティンを削ったり変更したりするのではなく、短辺コーナーからMの文字を描くように中央に切り込んで行く。反対側はWのように動くということです。
多くのアマチュアダンサーは短辺を同じ角度で踊ろうとするあまり、寸足らずで止まったり、ポスチャーが崩れたり、ホールドが崩壊すると。中央斜めに思いっきり切り込んで行くことで長辺と同じ距離をムーブ(移動)している事になる。
『おいおい!すごいじゃん!MW理論!』
Kさん 『長辺踊るときも中央線思いっきり超えてOK!』
『ジャッジも短辺の短さ理解してるから中央線超えても逆行と取らない』
私 『Kさん!踊る前に教えて下さいよぉ~(・´з`・)』
Kさん 『言わないよ!言っていたら、Mくん絶対最下位だったよ(笑)』
『すぐにMW理論を実践できるほど、ダンスは甘くないってコッタ!』
『今度、プロの試合注意深く見てごらん。全員MW理論で踊ってるから』
私 『いやぁ~今日はホントに良い事聞きましたわ!ありがとうございます。』
Kさん 『馬鹿言っちゃいけねーよ!こんなことは初歩の初歩だよ!』
私 『Kさん!こういう時に目から鱗が落ちるって言うんですねw』
Kさん 『うるさいよお前(笑)また五月山も見に行くから、精進しとけよ』
このKさんとの数年ぶりの邂逅は、全くの想定外でしたが、世の中には本当に頭脳明晰かつ研究熱心な方々がいらっしゃるものです。この場をお借りし、Kさんありがとうございました(#^.^#)
※ラテン編へつづく
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